新緑の風わたる―A崇神天皇陵と三輪山

(撮影:2000年6月1日)

山の辺の道、国道169号線沿いに崇神天皇陵があります。車で走っていると、山の辺
の道の景色と共に目に入ってきます。遠目に見ても、とても厳粛で心ひかれる景色です。
この日は崇神天皇陵の駐車場に車を止めて御陵を見学してから、長岳寺へ行きました。
順番としては後先になりますが、写真の整理上2つのページに分けました。


崇神(すじん)天皇陵-<長岳寺から南へ徒歩10分>

高い土手を巡らして松林に覆われた第10代崇神天皇陵は全長240mの前方後円墳。
遥拝所は国道沿いに面してるので、山の辺の道からは背後を眺める事になります。

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周りはこんな感じ。
長岳寺は左の方向にあります。

松と白砂が美しく、
厳かな雰囲気が漂います。

石段を上ると、
雄大な御陵が目の前に現れます。

崇神天皇陵から南へ1kmほど行くと景行天皇陵があります。<徒歩15分>
この間、ラクして車で移動。写真を撮ってたら、一生懸命歩いてるハイキング
のグループに会いました。暑かったので、みんなしんどそうでした・・・。(^_^;

山の辺の道の景行天皇陵付近です
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春の筍もこんなに成長!
七夕の笹にいいかも、なんて
考えちゃダメ、ダメ!(^o^)

なだらかな稜線の三輪山。
手前には額田王の歌碑と道標。

遠くに畝傍山と耳成山。そして右の
こんもりした所が景行天皇陵の端。

◆額田王の歌碑◆

*長歌*〔額田王、近江国に下りし時に作る歌〕
    うま酒 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山の間に いかくるまで 
    道のくま いさかるまでに つばらにも 見つゝ行かむを しばしばも 
    見さけむ山を 心なく 雲の かくさふべしや

*反歌*〔井戸王(いのへのおおきみ)の即ち和(こた)ふる歌〕
    三輪山を しかもかくすか 雲だにも 心あらなむ かくさふべし也

 

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”甘い香り、何だろう?”と見ると
この白い花。ミカンの花?
ご存知の方、教えてください。
三輪山へ向かって歩いているのに、
かえって遠くに見えますね。
春先、きれいに咲いてた梅も
今は実をいっぱいつけていました。

* 山 の 辺 の 道 *

奈良から三輪山のふもとへ、たたなずく青垣と歌われた高原のすそのをぬう細々と残る道が神話時代
以来の 山の辺の道です。天理から桜井までの約15kmがよく歩かれています。
石上(いそのかみ)神宮を出発地に内山永久寺跡、中世の自衛集落の面影が残る竹之内環濠集落、
大和古墳群の萱生(かよう)千塚、長岳寺と続きます。さらに、堂々とした前方後円墳の崇神(すじん)、
景行(けいこう)天皇陵を過ぎると桜井に。桧原(ひばら)神社あたりは大和三山を一望する絶景の地。
やがてわが国最古の神社と伝えられる大神(おおみわ)神社の境内に。金屋の石仏を過ぎると、終着
の海石榴市(つばいち)です。沿道のここかしこに残る古社寺と古墳、伝承は大和王朝時代の面影を
十分しのばせてくれます。

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